スタジオゆりら Diary

ご訪問ありがとうございます!スタジオゆりら管理人が色々長文で語る不定期更新の日記です。

コピックアワード挑戦レポ2021

おいおい!前回のブログ更新から半年も放置してたってマジ?!

なかなか長文を書く時間やら気力が確保できないでおりました。。。

せめてこれだけでも文章に綴って報告せねばと思い、年の瀬にエイヤっと飛びついた次第でございます。

 

今年で3回目となる、イラストコンテスト「コピックアワード」への挑戦です。

今年の応募作はコチラ!

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Odyssey in my dream | COPIC AWARD 2021 OFFICIAL WEB SITE

odysseyは、長く果てしない冒険の旅を表す言葉。

今回は、創作という終わりなき旅を続ける私自身の心をテーマに、浮かんだイメージを直感的に形にしました。

今年は本当に一次審査通過したかったので、もう一つ大きな課題「大衆的・コミック的なアプローチからの脱却、世界に通ずる感覚を掴む」を掲げての制作となりました。

 

 

 

……正直、掴むものはほとんど無かったッスね(;´・ω・)

難産だった末に、何を伝えたいか分からない絵になってしまった。今回の制作を表すと、そんな印象ですね。

人は作品に触れると「カッコいい、ゾクゾクする」「心があったかくなる、ホッとする」といった感想を何かしら抱くと思うのですが、客観的に今回の作品を見ると「この絵は結局、何を伝えたいんだ?」って思ってしまいます。

「世界」「唯一無二の強烈な個性」今思うとそんな言葉に囚われて、自分らしさや持ち味、ささやかな強みまでも、まるっと放棄してしまっていました。自分の好きなカラフルな色使いやキラキラした要素などは全て封印。

構想を練る段階ではそこそこ楽しかったけれど、描き慣れないモチーフや技法の連続で度々集中力を削がれ、途中から描くのに苦痛すら感じるほどでした。

(さらに使おうとしていたコピックのインクが切れるというアクシデントもあり…)

経験や学び、新しい挑戦も大事だけど、やっぱりまずは描いていて楽しいこと、自分の良さをしっかり発揮することが大事なのかなと、改めて気づきました。

そういえば今年の審査員のお一人・イラストレーターで漫画家の原田ちあきさんは、公式サイトのミニインタビューで次のように語っておりました。

皆さんの楽しく描いたイラストを私たちに見せていただけると嬉しいです。
描きたいもの、作りたいもの、表現したいことを遠慮なく作品に詰め込んでくださいね。

あ、自分が描いていたのは「描きたいもの」じゃなくて「世界規模コンテストでウケそうなもの、と無理やり信じこんだもの」だったな。そう思うばかりです。

「描きたいもの」であれば、わざわざ頑張ろうなんて気合を入れずとも、きっと自然と夢中になって表現を探求したりできただろうに。

こんな失敗もまた、創作の大事な経験。

次に応募する時は、もっと自分の感性に正直になってみよう。

きっとそんな作品が望まれているから。