昨日、私ゆりらの創作物についてガイドラインなるものを作成・公開いたしました。
いきなりこんな物々しいモノを引っ提げて、一体何事だと思われた方もいるかもしれません。
背景にあるのは、創作を生業・趣味とする人たちを取り巻く様々な動きでした。
今年に入ってからだけでも色々あったな、と感じます。
どれも無断転載・自作発言といった作品の不正利用問題が背景に色濃くあるもの。
私のフォロワーさんや仲良い人も転載被害に遭う人が出てきて「これは他人事じゃないな」と強く感じずにいられませんでした。
「何も言ってないじゃん!だから好き勝手に使っていいってことでしょ?!」と言い逃れされないよう、先手を打つ格好です。
著作権法も一部参考にしながら、自分が作品に対してやってもらって大丈夫なこと、逆にされて嫌なことをできるだけ正確に、そして易しい言葉で表せるよう考えました。
SNSの発達に伴い、著作権や作り手への理解不足とそれが引き起こす不正の影響が深刻になっていると感じます。
いいね数やフォロワー数といった数字が、その人の人気やお仕事に直結する時代。作り手への敬意を欠いたユーザーの行動が、よりダイレクトに作家さん・クリエイター志望者さんに影を落とすようになっている気がします。
(あとリンク2つ目のテラーノベルの件は、アクティブなネットユーザーの低年齢化という事象も背景の一つとしてあると思う)
創作を愛する人たちのインターネットライフに幸あれと願わすにいられません。
とはいえ、おかげさまで私ゆりらは今のところそういった転載などによる諸々の被害は被っておりません。
昨日創作物ガイドラインを公開した時も「ありがたいです!」というお言葉をいただきました。言語化って色々な恩恵をもたらす大事なことなんですね。
そういえば私が著作権に関心を抱いたきっかけは、うごくメモ帳の作品を公開するインターネットコミュニティ「うごメモはてな」でした。
ゲームキャラを使ったマンガや一発ネタ系の作品、ボーカロイド曲を使ったMV(当時はPVと呼ばれていた)なんかがゴロゴロ転がってたもんです。
当時の私はゲーム雑誌に好きなキャラクターのイラスト等をよく投稿していて、完全にそのノリで「二次創作マンガなぞ描いて投稿してみようか…」なんてぼんやり憧れていたのですが
「なんか、他人が作ったものを勝手に使うと、著作権なるものにひっかかってヤバいらしい」と知って
「じゃあ版権キャラクター描くのや~めた!オリジナル描~こう!」と思い立ち、私ゆりらの看板創作『希望の風サティ』が生まれ、今に至るのでした。
(中学生か高校生ぐらいでちゃんと日本の法律に関心持ってたの偉くない?誰か褒めてくれ)