スタジオゆりら Diary

ご訪問ありがとうございます!スタジオゆりら管理人が色々長文で語る不定期更新の日記です。

インプット

サティの第1話公開後、Twitterにて偶然こんなツイートを見かけまして。

(やばいな…。

私も近頃、可処分時間はだいたいYouTubeの動画のための絵を描いてる…

音楽聞いてない…マンガ読んでない…

何より、大好きなアナログイラストじっくり描いてない……)

と気づいたわけです。

ブログのタイトルにある「インプット」が足りてない状態だったんですね。

インプットについては↓このツイートの画像4枚目でも詳しく説明されてますが

私の場合、動画のために同じキャラクターを同じタッチで描き続けることが多いのですが、同じものばっかり描いているとアイデアが膨らみづらくなるなと痛感しました。

 

そんな折、たまさか昔好きだったTVアニメが動画サイトで配信されているのを知って久しぶりに見たのですが

したらまぁ、懐かしさと共に吸収するものが色々いろいろ。

「あ~これ可愛いな~自分でもこういうの描けたらいいな~!」「服のこのデザイン、こんな風に作画するのか~!」「陰影はこんな感じでつけるのか~!」「年齢差はこんな風に表現するのか~!」と、なんかそんなことばっかり考えていた覚えが(笑)

そういえば前にテレビでゲド戦記を見た時も

こんなこと呟いたもんです。

素敵な作品をお届けするためにも、なんでも見聞きして吸収するって大事なんだなと本当に感じた出来事でございました。

 

そんなインプットの大切さに目覚めたゆりら氏は、本屋さんで初めて見かけた全く知らないコミックスの1巻を買ってみるなどしたという(´▽`)

面白かったらまた感想を書き連ねてみようか~な~♪

『希望の風サティ』シリーズ、始動しました!


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本日、YouTubeチャンネル「スタジオゆりら」にて長編創作シリーズ『希望の風サティ』(以下:『サティ』)第1話を公開いたしました~!!

魔導士の住まう世界、魔法郷(マジェス・トピア)で新しい掟が施行された。
能力の異なる魔導士を両親に持ち、混魔児(ミキシリム)として生まれた
風の8級魔女・サティは、これから始まる新しい生活に心躍らせていたが…。

 

去年の夏からずっと準備していました。やっと日の目を見られて感激です。。。

この『サティ』は私が10年以上前から構想を練り、ニンテンドーDS用ソフト「うごくメモ帳」で制作・投稿していた、冒険ファンタジー創作物語です。

白黒の初代うごメモ版、カラー作画のうごメモ3D版があって、なんとこの動画は3バージョン目なんです。

過去の2バージョンを客観的に見直して「ここはこう描いた方が自然だな」「もっとこんなエピソードを入れたいな」など色々試行錯誤しました。

動画に登場したキャラクターの中には、初代に登場して3DS版では一旦リストラに遭い(苦笑)この動画版でリファインされて再登場した、なんて経緯を辿ったキャラクターもいるんですよ!

最初なので手探りな部分も多く、また最初だけどうしても作っておかないといけないもの(キャラクター設定画・OPやED映像とか)が色々あったので時間はかかりましたが、それでも楽しく作らせていただきました。

ゲーム機のそれからしっかり綺麗なデジタル作画になったキャラクター達、素敵!

BGMや効果音がついて、アニメみたいで感動…!

一部、自分で作ったのに感動しちゃったシーンもあったりして(;^ω^)

細かい世界観設定やこだわりポイント、裏話も満載なので、いつかどこかで語る機会を設けたいと考えています。

色々勝手が分かってきたので、次はもう少しでも早く作れたらいいな。。。

コピックアワード挑戦レポ2021

おいおい!前回のブログ更新から半年も放置してたってマジ?!

なかなか長文を書く時間やら気力が確保できないでおりました。。。

せめてこれだけでも文章に綴って報告せねばと思い、年の瀬にエイヤっと飛びついた次第でございます。

 

今年で3回目となる、イラストコンテスト「コピックアワード」への挑戦です。

今年の応募作はコチラ!

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Odyssey in my dream | COPIC AWARD 2021 OFFICIAL WEB SITE

odysseyは、長く果てしない冒険の旅を表す言葉。

今回は、創作という終わりなき旅を続ける私自身の心をテーマに、浮かんだイメージを直感的に形にしました。

今年は本当に一次審査通過したかったので、もう一つ大きな課題「大衆的・コミック的なアプローチからの脱却、世界に通ずる感覚を掴む」を掲げての制作となりました。

 

 

 

……正直、掴むものはほとんど無かったッスね(;´・ω・)

難産だった末に、何を伝えたいか分からない絵になってしまった。今回の制作を表すと、そんな印象ですね。

人は作品に触れると「カッコいい、ゾクゾクする」「心があったかくなる、ホッとする」といった感想を何かしら抱くと思うのですが、客観的に今回の作品を見ると「この絵は結局、何を伝えたいんだ?」って思ってしまいます。

「世界」「唯一無二の強烈な個性」今思うとそんな言葉に囚われて、自分らしさや持ち味、ささやかな強みまでも、まるっと放棄してしまっていました。自分の好きなカラフルな色使いやキラキラした要素などは全て封印。

構想を練る段階ではそこそこ楽しかったけれど、描き慣れないモチーフや技法の連続で度々集中力を削がれ、途中から描くのに苦痛すら感じるほどでした。

(さらに使おうとしていたコピックのインクが切れるというアクシデントもあり…)

経験や学び、新しい挑戦も大事だけど、やっぱりまずは描いていて楽しいこと、自分の良さをしっかり発揮することが大事なのかなと、改めて気づきました。

そういえば今年の審査員のお一人・イラストレーターで漫画家の原田ちあきさんは、公式サイトのミニインタビューで次のように語っておりました。

皆さんの楽しく描いたイラストを私たちに見せていただけると嬉しいです。
描きたいもの、作りたいもの、表現したいことを遠慮なく作品に詰め込んでくださいね。

あ、自分が描いていたのは「描きたいもの」じゃなくて「世界規模コンテストでウケそうなもの、と無理やり信じこんだもの」だったな。そう思うばかりです。

「描きたいもの」であれば、わざわざ頑張ろうなんて気合を入れずとも、きっと自然と夢中になって表現を探求したりできただろうに。

こんな失敗もまた、創作の大事な経験。

次に応募する時は、もっと自分の感性に正直になってみよう。

きっとそんな作品が望まれているから。

パロディーと制作意図

長らく、ニュース等について長文を綴ることがなかったのですが

久しぶりに色々考えさせられたので。

 

6月5日付の毎日新聞朝刊の風刺漫画コーナーに、絵本『はらぺこあおむし』をもじりながらIOCのメンバーを風刺する漫画が掲載されたのですが

この内容に対して『はらぺこあおむし』の出版元である偕成社が、ホームページに社長の名前で抗議の文章を掲載しました。

詳しい内容はぜひ本文を一読いただきたいのですが↓

www.kaiseisha.co.jp

要約すると、まず表現の自由の点から異議を申し立てるものではないと前置きしつつ

そもそも『はらぺこあおむし』の物語の楽しさは、食べて健やかに育つことへの欲求にあるとして

金銭的な利権への欲望を風刺するにはまったく不適当と言わざるを得ません。

としています。

確かに絵本の趣旨に沿うなら、最後に美しい蝶になるのはオリンピックに出る選手でも誰でもなくIOCということになりますね。

文章はこのように〆られています。

風刺は引用する作品全体の意味を理解したうえでこそ力をもつのだと思います。

(中略)

出版に携わるものとして、表現の自由、風刺画の重要さを信じるがゆえにこうしたお粗末さを本当に残念に思います。日本を代表する新聞の一つとしての猛省を求めたいと思います。

おりしもこの一週間前、絵本の作者エリック・カールさんが亡くなりました。 件の風刺漫画にも「エリック・カールさんを偲んで」という文言が添えられていました。

 

自分が世に送り出したものについて「そういう趣旨で使われるのは嫌だ、頼むから止めてくれ~!」と声を上げるのは、とてつもなく勇気がいることです。

それこそ表現の自由の名の元に一蹴され、逆に責められることも十分あり得ます。

そんな中でも、表現の自由は大前提としつつ、作品を引用するからにはその制作意図を重んじてくれと(しかも、よく全文を読んでみると結構強めの言葉で)ハッキリと意思を表明した偕成社は本当にすごいと思いました。

偕成社の絵本は私自身も子どもの頃、学校図書館などでたくさんお世話になりました。『はらぺこあおむし』は勿論のこと『もりのピザやさん』『ともだちや』……

ノンタンシリーズのビデオアニメも大好きで何度見たか分かりません。

多くの人に愛される児童書を抱える、その誇りと責任を大切にする偕成社の姿勢を、私は称賛したいと思います。

そして同時に、

誰かの作品が使われるときは、その作品に込められた思いも大切にされてほしい。

私自身も誰かの作品を使わせていただくときは、最大限大切にしていきたい。

そうしたことを思わずにいられません。

上手くなったこと。

前にこういう、若干ブルーな気がせんでもない雑感記事を書いたのですが

studio-yurila.hatenablog.jp

まさにこの記事を書いている最中に「あぁ、自分は今世の中のこういうことをしんどいと感じて、その時具体的にこんな風に考えがちなんだ」と気づいたわけです。

前の仕事を辞めて再就職を目指すことになった時から、自己分析の一環として物事の感じ方をノートに綴ることを不定期に続けていました。

「こういうことがあった、見聞きした」「その時こんな風に不安になった」という具合で、起きたことと感想をセットで。

少し経ってそれを読み返すと「いやいやwこれは自分の考えすぎでしょうよw」とツッコミを入れたり「こう考えよう、それで少しは楽に生きられる」と思考転換したり、できるようになったわけです。

可視化って大事ですねぇ。冷静になれる。

絵のコンテストに向けて作品を描いたり、動画を作ったりした時も、制作時のことを振り返って書いておくことで、次の制作に活かせられる気がしています。

(この時は反省点だけでなく、成功したと感じることも一緒に記すのがミソ!

ポジティブになれるし、次の制作の効率・表現もよくできたりするので)

これからも続けていきたい、大切な習慣。

動画投稿しました!MV 白銀の小舟


www.youtube.com

本日、YouTubeチャンネル「スタジオゆりら」に新作動画を投稿しました!

今回は歌に合わせたミュージックビデオ(MV)となっております♪

このチャンネルが本格始動する以前にも、うごくメモ帳でMVを作ったことはあるのですが、本格的なデジタルツールのみ(イラスト制作・動画編集)でしっかり制作したのは初めてですね。

楽曲は、自由に使えるフリー素材音楽を多数公開するサイト『魔王魂』さんの歌もの素材を使わせていただきました。

魔王魂 | 無料で使える森田交一の音楽 (maou.audio)

多数ある歌ものの中でも、特に印象的で好きな曲の一つです。曲を聴いて思い浮かんだ「海の精と旅人の恋物語」というコンセプトで作ってみました。

少しムーディで大人な印象の曲調ですが、メルヘンファンタジー風に仕上がりました。

なんか、みんなのうたっぽい作りかも(笑)

実はうごメモで作ったきくおさんのボーカロイド曲「UFO」のMVにも、みんなのうたっぽいですね、という旨のコメントをいただきました。

作品を作る人に対して「〇〇に似てる」「〇〇っぽい」という感想は、作家さんの努力やオリジナリティを否定するとして禁句とされがちですが

私の作るMVでみんなのうたを引き合いに出していただくのは、むしろ嬉しいかもしれません。

音楽を聴くといつも絵や映像がセットになって浮かんでくるのは、間違いなくみんなのうたの影響だと思います。子どもの頃からテレビで何気なく見ていたけれど、大人になってなおさらその良さにどっぷり浸かっている私。

見るといつも童心に帰り、瑞々しい感性を取り戻すことができます。

夢中になって熱を上げる感じではなく、我が家に帰るようなホッとする感じ。

今回の私のMVも、そんな作品に仕上がっていたら幸いです。

向き合い方が分からない。

たまには雑感でも。

コロナが流行してから1年ちょい。

生活様式や認識がガラッと変わり、色々と制約の求められる生活を続ける中で、どうも大きな力のうねりに対して向き合い方が下手になっている気がする。

ダイレクトに突き当たろうとしては、痛みでヘタる。

コロナ関連でなくても時々ニュースで、海外のどこどこの国で大きな問題が起きたとか、日本社会に根付くこういう深刻な問題がとか耳にするたびに「そんなこと言われても、私にどうしろっていうの」と強い無力感ともどかしさに追い立てられる始末。

社会に変革を促す活動家のような度胸は到底持ち合わせていなく、自分の機嫌を保つので精一杯。

(これは文字にして気づいたけれど、もしかしたら「問題に気づいたからには、必ず何かしらの対策を考えて立ち向かわなければならない」という認知の偏りのようなものがあるのかな)

あぁ、マスクをせずとも気ままに好きな遊びに行けて、いつかは好きなアーティストの音楽ライブを見に行くぞと夢を見ていたあの頃が懐かしい。

自粛疲れを起こす人の気持ちが少しだけ分かる気もします。

まぁ、コロナに感染して体調を崩してしんどい思いをする方が嫌なので、じっと耐えるのですが。

密を避けながら、ほっこりできる場所、思いっきり笑ったりできる場所を探しながら、その時を待ちましょう。

まだそこまで年寄りじゃないし、健康にさえ気を付けていれば寿命は当分先だと思うので。生きているうちにはどうにかなるのかな。